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掲載日:2024.11.25
最終更新日:2024.11.28
リンクアット・ジャパンが未経験でもアスリートを信じ、採用したい理由。競技生活後のキャリアにも広大なフィールドを
アスリートのセカンドキャリアとしてのITエンジニア。そこに可能性を見出すのが、ITを使って幅広い問題解決をワンストップで行うリンクアット・ジャパンです。営業や広報などをイメージしやすいアスリートのセカンドキャリアの中で、なぜ同社はアスリート採用に力を入れることになったのでしょうか。アスリート採用に注力する背景、入社後に見られるであろう景色、活躍できる環境作りなどを同社取締役・森山康弘様に伺いました。
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INTERVIEWEE
森山康弘(株式会社リンクアット・ジャパン 取締役)
interviewer / writer : Rumi Tanaka
アスリートの力で日本を元気にするため、まずは私たちから

— アスリート採用の職種で「業界未経験エンジニア」というのは珍しいと思います。アスリート採用はどのような考えで注力しているのでしょうか?

 

私たちが業界未経験のアスリート採用に力を入れている理由は主に2点あります。

 

一つは、「アスリートの力で日本を元気にすることができる」と信じているからです。学生もプロの方も現役の時には思い切り競技に集中してもらう。そしてその生活が終わり次のキャリアを探すとなった時に、安心して次の就職先がある状態を作る。その事例をたくさん作ることができれば、スポーツ業界にも貢献できると思いますし、日本全体を元気にすることにつながるはずだと感じています。そのためにも、まずは私たちがアスリートを採用したいと考えました。

もちろん、アスリートたちを応援するという慈善活動的に採用していくつもりもありません。もう一つの理由が、私たちの事業や会社でアスリート人材が活躍し、パフォーマンスを残すことができると考えているからです。実は、弊社では2020年から業界未経験の人材を採用してきました。

 

その中で様々なバックグラウンドを持つ方々を採用してきましたが、入社後に活躍している人のデータを取っていったところ、学生時代に部活動やクラブチームなどでスポーツに力を入れてきた人が大半を占めていることがわかりました。

 

目標達成能力が高いなどスポーツ経験者ならではの強みが、「役割を分けてチームとして動き、一つの価値を作り出す」という弊社の特徴と親和性があると感じています。またIT技術を習得する上でも活かされているのだと知り、アスリート採用によって高いパフォーマンスを発揮してくれる方が入ってくれたらいいなと思うようになりました。

— 事業を考えてもアスリート人材に適正があるというのは、アスリートが次のキャリアを考える上でも重要なポイントだと思います。具体的にどのような事業を提供していて、親和性を感じているのでしょうか?

 

リンクアット・ジャパンは1999年に創業したIT企業です。お客様は出版社やマスコミ、不動産、保険代理店、ホテル、旅行代理店など多岐に渡ります。提供しているサービスもサーバーやネットワークの構築、クラウドサービスやアプリの導入・制作、ホームページ作成、果てはIoTやケーブル配線や備品の手配など幅広いです。あえて注力するフィールドを持たずに事業を展開してきました。

 

それは、お客様に必要なことを正しく理解し、様々なソリューションを提供していきたいからです。提案して導入したら終わり、ではなく保守運用や導入後に正常に動いているかの監視、トラブルがあった時のメンテナンスまで一気通貫で取り組ませていただいています。

お客様とコミュニケーションを重ねていく中でIT化が最適な解決策ではないと判断したときには、信頼できるほかのパートナー企業を紹介することもあります。それだけフラットに相手のことを考えて仕事をしていることは私たちの誇りでもあり、信頼関係を作れている大きな柱なのかなと思っています。

 

私たちが事業を通してしっかりとお客様に価値を出すためには、「良いチームで動くこと」が必要不可欠ですね。お客様の大きなシステムを作り上げていくためには、役割分担と細かな情報共有が欠かせません。役割やその役割にある責任を全うすること、様々な人とのコミュニケーションをとるというのはアスリート人材は秀でていると思いますし、期待しています。

 

また、目標を達成するために知識をつけたり、訓練をすることにも秀でているのがアスリート人材です。リンクアット・ジャパンでは、アスリート人材をインフラエンジニアやネットワークエンジニアとして未経験で採用しています。未経験からITスキルを身につけるうえで欠かせないのが、目標達成へのコミット力です。

 

資格取得を目指すのなら、いつまでに何を勉強するのか、逆算して今週やること・今日やることに落とし込んでいく。目標達成に向けたプロセスを考え、毎日のToDoに落とし込んでいく力はアスリートのみなさまが強みにしている部分ですよね。

— 未経験からの資格取得やスキルを身につけると聞くとハードルが高いようにも思うのですが、実際どうなのでしょうか?

 

当然、専門職ですから知識や技術を身につけていく必要がありますが、アスリートの経験があれば必ずやり抜けると思います。そのための環境も整えているつもりです。アスリート人材の就く職種として、数値を追いやすい営業職がイメージされると思いますが、多数の人とコミュニケーションを取り、目標達成のために技術・知識を身につけるという点でエンジニアという職業はアスリート人材の次のキャリアとして理想的といえるかもしれません。

 

「自分がITスキルを身につけて専門職として働く」ことに不安を覚える人もいるかもしれません。そのため、当社ではエンジニアを起点に様々なキャリアプランを用意しています。もしIT業界が合わなくても、希望があれば弊社が展開する飲食業でチャレンジしていただくような道もあるかもしれませんね。

まず、私たちは未経験でも活躍していただけるように、2ヶ月間は契約社員という形で働いていただいています。エンジニア職が肌に合わなかったけれど、正社員として一定期間働き続けなければいけないのは、長いキャリアを考えていくうえで非常にもったいないことです。「エンジニアいいかも」と思っても、2ヶ月を経て「やっぱり違うな」となることもあると思うんです。そうなった時には、他社で新しいチャレンジをするのか、それとも当社で違う職種にトライしてみるのかというディスカッションができればと思っています。

 

2か月の契約期間を経て私たちの会社でキャリアを歩むことになったら、まずは「インフラの運用監視」業務をお任せしたいと考えています。お客様に導入していただいたITサービスを監視して、壊れたり不備が生じたりしたら補修するのが主な業務です。まず始めに運用監視を担うと、業務の知見や知識、全体像が見えやすいんです。

 

その後は、より専門的な領域に進めそうであればキャリアアップを目指してほしいなと思っています。ただし「あなたはこうしなさい」と会社が決めることはありません。運用監視業務から次のステップとして、インフラエンジニアになっていく人や、より開発領域に特化したプログラマーの道に進む人もいます。

 

また、適性によっては営業など別職種への異動も可能なので、本人の適性や意向に寄り添いながら、キャリアを一緒に作っていければと思います。

 

対象資格が100種類を超える資格支援制度やe-ラーニングも整っているので、努力が苦にならない人にとっては楽しい環境だと思います。みなさんの活躍できる場を整えていきたいと思いますし、もしなければ一緒に作ってしまいましょう!

–自律的に動ける人にとって最高の準備をしていただいているように思えます。働きやすさやパフォーマンスが上がる環境としては、会社の文化も大事かと思います。会社はどんな文化なんでしょうか?

 

お客様に対してもそうですが、社員に対しても向き合う企業でいたいと思っています。上意下達なコミュニケーションはありませんし、きちんと背景や文脈を説明した丁寧なコミュニケーションを目指しています。社長と話す機会もありますし、社内にはバーのような会議室もあり、「THANKS GIFT」という仕事の成果に対してありがとうの気持ちを伝えてデジタルコインを送るコミュニケーションなどもあります。仕事をする時は仕事に集中して、楽しむ時は思いきり楽しむ、そんなオンオフのメリハリのある環境を求めている人には向いていると思います。

バーとしても活用される「リンクスペース」で語ってくれた森山さん(右)と久岡さん(左)。終始笑顔だったのが印象的だ。

– ありがとうございます。最後に今後の展望を聞かせてください。

 

私たちは、自分たちが価値提供できるフィールドをまだまだ広げていきたいと思っています。静岡にサテライトオフィスも建てましたし、北海道にはグループ会社を作りました。IT以外の領域にも力を入れ始めています。全国いろんな場所で働いて、価値をつくっていく会社でありたいですね。「いつでも。新鮮!」な当社に、ぜひ飛び込んできてください。

リンクアット・ジャパンへのエントリーはこちらから

 https://ath-up.jp/job/Kej7BEWp

 

CREDIT
interviewer / writer : Rumi Tanaka
editor : Takushi Yanagawa
director : Yuya Karube
assistant : Naoko Yamase , Makoto Kadoya
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